日本私立小学校連合会（長谷川良昭会長＝淑徳小学校理事長）および西日本私立小学校連合会（坂上敏子会長＝城南短大附属小学校長）は五月二十五日、兵庫県宝塚市の雲雀丘学園小学校（町田秀夫校長）で平成十三年度（第四十三回）西日本地区私立小学校教員研修会を開く。テーマは「２１世紀における私学教育の実践」。八百人以上が参加する予定で、雲雀丘学園小学校の公開授業や講演、教科別分科会形式による教員研修が行われる。
　今年度から西日本地区では、新たに「総合学習部会」が発足しており、今回が初めての部会研修となる。このため同部会の研修テーマは掲げず、授業研究「環境って何だろう」と情報交換会を行うことになった。
　研修会はクラスごとに公開授業、続いて学園講堂で開会式を開き、永年勤続者十人の表彰などを行う。十時五十分からは講演会を行い、佐藤友美子・サントリー不易流行研究所部長を講師に招き、「時代の気分を探る」について話を聴く。児童発表のあと、午後は部会別研修に移る。午前中の公開授業では各教科に加え「図書館」「ＰＣ」「英会話」「総合」のほか、「学級会」を公開するクラスもあり、同校の特色ある教育実践の様子が披露される。
　部会研修のテーマは次の通り。
　（１）国語＝２１世紀の子と心と国語教育を考える
　（２）社会＝２１世紀、子どもが生きる社会科
　（３）算数＝２１世紀私学算数教育の創造
　（４）理科＝おもしろい理科の授業を創る
　（５）生活＝生きる力を育てる生活科
　（６）音楽＝豊かな表現をめざして
　（７）図工＝図工教育が担うもの
　（８）保健体育＝２１世紀に生きる子どものための保健体育
　（９）家庭＝未来を創る子供を育てる家庭科
　（１０）外国語＝英語コミュニケーションによる国際理解
　（１１）学級経営＝今、学級に問われていること
　（１２）視聴覚＝総合学習に活かせる視聴覚教材を考える
　（１３）学校図書館＝子どもが喜ぶ図書館づくり
　（１４）総合学習。