こちらから紙面PDFをご覧いただけます。



全私学新聞

TOP >> バックナンバー一覧 >> 2002年4月23日号二ュース >> VIEW

記事2002年4月23日 号 (7面) 
私立大学・短期大学 新しい試み(1)
武蔵野市周辺4大学
単位互換制度スタート

 東京都武蔵野市近隣の私立四大学はこのほど、単位互換制度を主な内容とする学生交流に関する協定を締結、四月からスタートした。
 協定を結んだのは亜細亜大学(鯉渕信一学長、武蔵野市)、成蹊大学(柳井道夫学長、武蔵野市)、日本獣医畜産大学(池本卯典学長、武蔵野市)、武蔵野女子大学(田中教照学長、西東京市)の四つで、各大学キャンパスはほぼ直径五`の円内に位置している。
 単位互換制度は、各大学の教育内容をできるだけ開放することにより学生の学習機会を広げるとともに、学習意欲を惹起しようというのが狙い。また、他大学の学生との交流を通して幅広い視野を培ってもらおうというものだ。
 対象は学部三年以上で、単位は協定した大学で授業を受けた場合、在籍する大学の単位として、最高十二単位まで認定。履修期間は一年以内で、履修科目の開講期間(半期、通年、集中)のみ。学生には、受け入れ大学から「特別聴講生」の学生証が発行。科目の試験日が重複した場合は、受け入れ大学での試験が優先される。
 四大学の学部数は延べ十四に上る。それぞれの「看板」学部や教授の授業を聴講することができることも可能な上、自大学にない講座を受講することで、さらに、専攻分野を深めることができるのがメリットだ。
 亜細亜大学と日本獣医畜産大学は平成六年から相互に単位互換を行い一定の成果を収めてきた。
 来年度からは東京女子大学(湊晶子学長、杉並区)が加わることになっており、計五大学が武蔵野キャンパス≠ニして結ばれる。

記事の著作権はすべて一般社団法人全私学新聞に帰属します。
無断での記事の転載、転用を禁じます。
一般社団法人全私学新聞 〒102-0074 東京都千代田区九段南 2-4-9 第三早川屋ビル4階/TEL 03-3265-7551
Copyright(C) 一般社団法人全私学新聞