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記事2002年4月23日 号 (9面)
【富士見中高校】
勉学への決意新たに 中高一貫教育実践
中高一貫教育の女子校富士見中学校高等学校(山zア誠三理事長、深町敏夫校長、東京都練馬区)は四月八日、今年度入学式=写真=を同校体育館で行った。真新しい制服に身を包んだ中学二百五十八人、高校二百八十八人の生徒が決意を新たにした。 深町校長は式辞で、「良識ある判断力、自主自立の精神、協調と連帯の精神を培い、二十一世紀の社会の求める現代女性となってほしい。公立校は週五日制だが、本校は週六日制を堅持する。これまで以上に学力向上を目指してほしい」と述べた。 山zア理事長は、「中高一貫教育こそが本当のゆとり教育。在校の間、他者から信頼される女性となれるように、まず、自らを信頼することを学んでほしい」と励ました。 新入生を代表して小林育美さんと山中麻衣さんが壇上に上がり、「充実した日々を送りたい」、「これからの三年間が、人生の礎となるよう頑張りたい」と、それぞれ決意を述べた。 同校は一九二四年、富士見高等女学校として創立。中高一貫教育で、大学進学率は九〇%以上。四月一日現在の生徒数は千六百三十一人。
【国士舘大学】
21世紀アジア学部開設 記念兼ね入学式
国士舘大学(西原春夫理事長、三浦信行学長、東京都世田谷区)は四月一日、千葉県浦安市の東京ベイNKホールで平成十四年度の入学式=写真=を挙行した。 本年度はこの四月に新設された「21世紀アジア学部」の開設記念と、同大学名誉博士号を茶道裏千家家元の千宗室氏へ贈る贈呈式を兼ねた式典となった。 同大学では教育のバックボーンとして日本文化の正しい理解と継承、それを基礎とした諸外国、とりわけ東アジア諸国との相互理解を標榜しているが、千宗室氏への同大学名誉博士号贈呈は、「21世紀アジア学部」において正課として取り入れられた伝統諸道(茶道、華道、日本舞踊など)導入に際して同氏が果たした功労と同氏がライフワークとして取り組んでいる国際平和活動を顕彰したもの。 式典には同大学と学術交流協定を締結している北京師範大学など海外の大学十六校の代表も列席するなか、新入生を代表して「21世紀アジア学部」のベトナム人留学生グェン・キム・ハイリンさんが宣誓。新生国士舘の意気込みを感じさせる式典となった。
【朋優学院】
自立と共生の下で共学校をスタート
朋優学院高等学校(佐藤早苗校長、東京都品川区)は四月八日、東京・品川のゆうぽうとで平成十四年度入学式=写真=を行った。 同校は平成十三年、自ら生きる能力を体得しつつ、人々が共に助け合い支え合うという「自立と共生」の考えの下で、共学化に踏み切った。 現在では特進、普通、調理、美術、デザインの五コースを有している。新入生四百二十一人はそれぞれの思いを抱き、新しい学校生活をスタートさせた。 あいさつに立った佐藤校長は中延学園が朋優学院に生まれ変わるまでの経緯を説明した上で、「自分で考え、自分で学び、自分で決断し、自分から発信できることが自立への第一歩です。これを通して自分の生き方が見えてくるし、他人の生き方も分かります。いま与えられている平和、自由、豊かさを貴重なものとして大切にし、元気に学校生活を送ってほしい」と、新入生に呼び掛けた。 新入生を代表して、平山美由紀さんが「健全な学校生活を送ることを誓います」と力強く宣誓した。 新入生の学級担任十四人と、教職員の紹介も行われた。 |
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