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記事2003年10月13日 1908号 (3面)
中国地区父母の会山口大会 保護者の教育費負担を軽減
第二十八回中国地区私立中学高等学校父母の会山口大会が九月十三日、山口市の山口市民会館で開催された。会場には千百人を超える、私学へ子供を通わせる保護者と、教職員らが集まった。主催は中国地区私立中学高等学校PTA連絡協議会(島根、鳥取、山口の三県のPTA連合会、岡山県私立中学高等学校父母の会連合会、および広島県私立中学高等学校教育後援会)。
議事に先立ち、上田宗嗣・中国地区私立中学高等学校PTA連絡協議会長は「保護者の教育費負担の公私間格差の是正は教育を受ける権利を担保にしている。私学はそれぞれの校風をより磨いていかなければならない」とあいさつした。 池田隆・全国私立小学校・中学校・高等学校父母の会連絡協議会長は、あいさつの中で保護者の教育費負担の公私間格差は五・八倍にも達し、経済的理由で学校を中退せざるを得なくなっているケースが増えてきているとした上で、「この格差は公費によって是正されるべきだ」と述べた。 また、二井関成・山口県知事は、私学振興に努めると強調した。 大会では(1)私立学校振興助成法の目的に沿った国庫補助制度の堅持充実と保護者の教育費負担の軽減、私立学校施設整備関係補助制度の充実を図ること(2)教育改革の実施にあたって公・私立学校共存の原則が確立されるように適切な措置をとることこの二点を決議した。 学習発表では、中村女子高校の日本音楽部の箏曲演奏、野田学園高校の合唱部の合唱が行われ、会場を魅了した。 また、劇作家で評論家の山崎正和・東亜大学長が「二十一世紀の日本人の生き方」と題して講演した。 |
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