社団法人全国経理学校協会（上野淳次理事長、東京都豊島区）は二月十三日、東京・平河町の都市センターで第五十四回通常総会を開催し、平成十五年度事業計画などを決めた。全国簿記電卓各競技大会は九月七日、東京で開催し、今年度は高校の参加を認めることになった。同協会は十五年度も前年度と同じく組織の円滑な運営を図り、検定受験者を増やすための施策を継続していく。十四年度特別委員会として設置した「検定戦略会議」の提案を下に、抜本的な対応策を構築し、検定事業については検定種目そのものについての検討も始める。現行検定九種目を再度見直し、その改廃を検討するとともに、新検定種目を開発する。
　総務、財務、検定、研修の四委員会のうち、検定委員会では珠算能力、文書処理能力、電卓計算能力の各検定試験の月一回の実施は十五年度から廃止する。珠算能力検定試験は十六年度から廃止する。資格認定事業として、経理学校教員認定資格、「経理実務士・同士補」認定を実施する。また、研修委員会では、二十七回教職員研修会を七月三十日から八月一日まで東京で開く。