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記事2003年2月23日 1881号 (7面) 
学校、父母代表が埼玉県私学振興大会
私学教育費減税など決議
父母負担の軽減 知事も約束
運営費助成の拡充を強化
  埼玉県私立小中高等学校父母の会連合会(池田驩長)は一月十七日、埼玉県・さいたま市のさいたま市文化センターで第二十二回埼玉県私学振興推進大会(埼玉県私立中学高等学校協会協賛)を開催した。大会は「私立学校運営費補助の拡充強化」「教育費父母負担の公私格差の是正」「私立学校教育施設・設備費補助金の拡充」「私立学校教育費減税の実現」などをスローガンに掲げ私学振興に一層の努力を誓い合った。
 主催者団体を代表して、池田会長はあいさつの中で「教育費の父母負担公私間格差は五・八倍と大きく、この格差は公費によって是正されるべきだ。この是正のために教育費減税創設の実現が大事になってくる。この大会で私学振興という初心を確認したい」と述べた。
 続いて協賛団体を代表して、松ア洋右・同協会長(大宮開成高校長)は「埼玉の私学はきめの細かい指導を徹底しており、(いろいろな面で)必ず良い成果が出ると確認している」と述べた上で、「私学が公教育の一端を担う立場として、公私間の学費の隔たりの問題がある。これによって学校選択の自由が損なわれている。(この問題を)改善するために、大会の活動を力強く発展させていくことが重要だ」と力説した。
 祝辞として、土屋義彦・埼玉県知事は「人材の、健全な育成に力を注いでいく。私立学校の振興に全力で取り組んでいくことを約束し、今後も教育問題に真剣に取り組んでいく」と述べた。
 ひき続いて、秋谷昭治・埼玉県議会議長は「議会を代表し、私学振興に全力で取り組んでいく」とあいさつした。
 大会では「生徒の減少に十分配慮し、私立学校の授業料が上がらないように私立学校運営費助成を拡充強化されたい」「私立学校の教育費父母負担軽減のため、授業料軽減補助と入学金軽減補助を充実強化されたい」「新しい時代の要請に応える教育を推進するため、私立学校教育施設設備費補助金を拡充強化されたい」「私立学校教育費減税の実現を図る」この四点を決議した。

大会では私立学校経常費助成の拡充強化を決議

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