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記事2003年6月3日 1891号 (2面) 
ベスト・エデュケーター・オブ・ザ・イヤー賞全国大会
プレゼンテーション能力競う
東京工芸大女子短大部 大島助教授が最優秀賞に
  全国大学・短期大学実務教育協会(和野内崇弘会長=札幌国際大学・札幌国際大学短期大学部理事長)は、創立三十周年記念事業の一環として、五月十日、東京・市ヶ谷の私学会館で「ベスト・エデュケーター・オブ・ザ・イヤー賞全国大会」を開催した。
 この大会は、ビジネスの実践に役立つプレゼンテーション能力を有する学生を指導・啓発する教員の育成を目的に開催されたもの。協賛は日本ビジネス実務学会。
 当日は全国から選ばれた十人の発表者が、課題の「私の教授法」もしくは「プレゼンテーション教授法」をテーマに、与えられた十分の時間で、コンピュータソフトのパワーポイントを使い、工夫を凝らしたプレゼンテーションを競った。
 今大会のベスト・エデュケーター・オブ・ザ・イヤー賞は、最優秀賞一人、優秀賞二人、特別賞三人の予定だったが、発表者の力が拮抗(きっこう)していたため、最優秀賞一人、優秀賞三人となった。
 最優秀賞に輝いたのは「パフォーマンス研究を援用したプレゼンテーション教育の事例」をテーマに発表した東京工芸大学女子短期大学部の大島武助教授だった。大島助教授は少人数ゼミの運営についての工夫が高く評価された。
 また優秀賞には「私の教授法〜肩に小鳥を〜」をテーマとした金城大学短期大学部の岡野絹枝助教授、「私の教授法」の大手前大学の野波侑里講師、「私の教授法、グループワークを導入した授業実践」の浜松短期大学の戸田昭直助教授が選ばれた。
 審査には和野内会長を委員長として、森脇道子委員(日本ビジネス実務学会会長)、北島司委員(日本IBMエグゼクティブプログラム文教事業部長)、高橋庄太郎委員(朝日新聞記者)、福井有委員(同協会広報委員会委員長)、佐藤啓子委員(同協会プレゼンテーション実務士審査小委員会委員長)が当たった。
 今大会で審査の対象となったのは、説得力、発表内容、コミュニケーション力、ボディランゲージ、機械操作能力、パワーポイントの使い方、全体の印象など。

6日に30周年記念式典開催

 ベスト・エデュケーター・オブ・ザ・イヤー賞の授賞式は、六月六日に市ヶ谷の私学会館で開催される同協会創立三十周年記念式典・祝賀会の中で改めて行われる。

全国大会であいさつする和野内会長

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