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記事2011年9月3日 2214号 (2面)
大学教育の課題等論点をとりまとめ
「大学ポートレート」整備提案
中央教育審議会大学分科会(分科会長=安西祐一郎・慶応義塾学事顧問)は八月二十四日、文部科学省内で会議を開き、これまでの主な論点の取りまとめを行った。大学の機能別分化を進展させる方策として、新たな財政的支援の枠組みなどが必要としている。「論点の取りまとめ」では、大学教育の課題として@大学教育を通じた共通基盤の確立A機能別分化の進展への対応B学内ガバナンスの強化―の三点を挙げた。このうち、各大学の機能別分化への当面の支援策として、従来のGP事業やCOE事業の成果を踏まえて、学長のリーダーシップによるミッションの明確化や組織的・体系的な教育の実施、教学に関するガバナンスの確立などの観点から、テーマを細分化しない効率的・効果的な支援が必要、としている。 大学の取り組みを可視化する仕組みについては、八月初めに協力者会議が出した中間まとめに基づき、データベースを含む情報公開の仕組みとして「大学ポートレート(仮称)」の整備を提案している。可能な限り早期に整備することが必要としており、今後、協力者会議の中間まとめを基に、文科省と各大学団体との間で協議を始める。
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