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記事2018年2月3日 2432号 (1面) 
文科省 AI研究と連動など
先進大 学図書館をウェブで公開 

文部科学省は1月30日、ウェブサイト上で平成29年度「大学図書館における先進的な取り組みの実践例」を公開した。近畿大学、電気通信大学、東京藝術大学、筑波大学における取り組みを紹介している。  近大は平成29年4月に「従来の大学図書館にない、新しい考えをもった図書館の創出」をコンセプトとした施設、アカデミックシアターを開館した。蔵書数約7万冊のビブリオシアターを中心に、五つの建物で構成。ガラス張りのアクティブラーニングスペースや24時間利用可能な自習室、日本人学生と留学生の交流を促すラウンジ、常時CNNのニュースが流れるカフェ350人収容のホールなどが設けられている。  電通大は附属図書館にAI研究と連動する学修スペース「Agora」を開設した。利用者の学修行動を各種センサーやカメラ、マイクなどで把握し、そのデータをAI研究に活用。研究成果は図書館サービスの向上に還元される、というもの。プロジェクターやアクティブラーニング環境も整備されている。  東京藝大はクラウドファンディングによって資金を調達し、死蔵していた約2万枚の貴重なレコードの整理・公開を果たした。  筑波大学も資料費確保を目標としたクラウドファンディングを実施。ツイッターなどのSNSを活用した情報の拡散が奏功して約512万円の寄附を得た。

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