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記事2018年3月3日 2435号 (1面) 
大学同士等の連携で意見聴取 大学の機能別分化の方向性議論 
将来構想部会

中央教育審議会大学分科会将来構想部会(部会長=永田恭介・筑波大学長)は3月2日、文部科学省内で第14回会合を開いた。前半は大学同士や地域、行政との連携についてヒアリングを実施。後半は2040年までを視野に入れた、大学の機能別分化の方向性について議論を行った。  軽部征夫・東京工科大学学長は、東京都八王子市とその近辺の25高等教育機関で構成される「大学コンソーシアム八王子」について発表。大学間連携でのFD・SD事業、地域企業や行政などとの連携事業を積極的に展開し、教職員のスキルアップや学生の学びの充実を図っている、とした。その上で、大学間連携の活動に対する財政的支援の拡充や、コンソーシアムなどの中立的組織に対する支援の整備などを要望した。京都府立大学の築山崇学長は、京都工芸繊維大学・京都府立大学・京都府立医科大学の3大学での教養教育共同化について発表した。いずれも小規模で、提供できる科目に限りがあるため、共同化を図って各大学の強みと特徴を生かした科目を提供し合っているとのこと。厚生労働省の染谷輝・医療法人指導官は、地域医療連携推進法人制度を解説。病院ネットワークの法人化などを図り、地域における医療の機能分担と連携を推進する制度で、大学付属病院と地域医療法人などが連携した事例も紹介した。  第二の議題は大学の機能別分化について。前回の議論を踏まえて、教育の質保証のためにも機能別分化が必要だという方向性や、どのような枠組みで分化を図るかのイメージなどが示された。委員からは「大学の機能を固めるのなら、一方で研究者や学生の流動性は高めなければならない」「海外の教育機関との関係も考える必要がある」「大きな問題は大学内の研究偏重の意識だと考える」などさらに新たな問題提起があり、今後も引き続いて議論が行われる。

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