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記事2019年1月13日 2467号 (1面) 
WWLコンソーシアム構築支援事業実施
文部科学省 国内外の大学、企業等と協働して
高校生へより高度な学び提供

狩猟、農耕、工業、情報に次ぐ第5の超スマート社会「Society5・0」に向けた人材育成を進める文部科学省は、2019年度にそのリーディング・プロジェクトとして、新規事業「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」を実施する。予算額は1億1300万円。  同事業は、将来、イノベーティブなグローバル人材を育成するため、高校等と国内外の大学、企業、国際機関等が協働し、高校生へより高度な学びを提供する仕組みを構築するとともに、テーマ等を通じた高校生国際会議の開催等や高校のアドバンスト・ラーニング・ネットワークの形成でWWLコンソーシアムの拠点校を目指すもの。  事業の管理機関を都道府県教育委員会、国立大学法人、学校法人に委託する。  対象となる学校は国公私立高校および中高一貫教育校(研究開発の対象は小・中学校からも可)で、指定期間は原則3年間(評価に応じて延長可)。指定校数は10校程度(幹事校1校程度)、年間経費支援額は1件当たり1千万程度となる。  今後5年ほどでアドバンスト・ラーニング・ネットワークを形成した拠点校を全国に50校程度配置、将来的にWWLコンソーシアムへ繋げる。  具体的な取り組みとして想定されている事業は、グローバルな社会課題研究(SDGs、経済、政治、教育、芸術等のテーマ)のカリキュラム開発外国語や社会科学等の複数の教科を融合し、テーマと関連した融合科目「グローバル探求」等の学校設定教科・科目の設定テーマと関連した国内外の高校生が参加する「高校生国際会議」等の日本開催短期・長期留学や海外研修をカリキュラムの中に体系的に位置づけるコミュニケーション能力を重視した外国語(複数外国語含む)の先進的な授業を実践ICTの活用による海外とのネットワークの構築外国語によるテーマと関連した課題研究論文を作成教員研修、セミナー等の実施など。

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