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記事2019年11月23日 2494号 (1面) 
国会議員  私学教育に期待を表明 
英語民間試験問題に言及も

来賓として出席した国会議員も次々あいさつを行った。自由民主党を代表してあいさつした岸田文雄・政務調査会長は、台風15号、19号等による被害者に哀悼やお見舞いの思いを表した上で、私立学校の生徒がスポーツや科学等の国際大会等で目覚ましい活躍の姿を見せていることなどを挙げて、自由民主党は一貫して私学振興に努めてきたこと、また議員立法で私立学校振興助成法を制定、第1次安倍内閣時には教育基本法を改正し、私立学校の振興をしっかりうたい上げたこと、令和という新しい、可能性に満ちた時代の中にあって可能性を実現するのが人で、そうした人づくりへの私学関係者の努力に心から期待し、引き続き私立学校への支援を行っていく考えを強調した。
 また、文部科学省を代表して亀岡偉民副大臣は建学の精神に基づく個性豊かな多様な教育がますます期待されているとした上で、私学振興に精いっぱい努力していく考えを表明した。また下村博文・元文部科学大臣(自民党選挙対策委員長)は大学入学共通テストへの英語民間試験活用の中止について謝罪の思いを述べた上で、来年それぞれの大学が予定通り、受験生が実施6団体の中から英語民間試験を受けられるよう進める大学に対しては、自民党として私学助成や運営交付金等でバックアップしていく考えを表明、また真に支援が必要な生徒に経済的支援を行っていきたい考えを明らかにした。
 石原伸晃・元自民党幹事長は私学の教育なくして(わが国の教育は)成り立たないことを指摘した上で、そのほかの議員とともに私学をしっかり支えていく考えを表明した。
 決議文を採択後、決議内容の実現を託された上野通子・文部科学副大臣は、「自民党の国会議員の一人としてしっかりと政調会長に決議文をお渡ししたい。子供が夢を持てる環境整備を行いたい」などと語った。
 このほか、山谷えり子・参議院議員、義家弘介・衆議院議員、松本文明・衆議院議員、今井絵理子・参議院議員があいさつした。

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