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記事2019年11月3日 2492号 (1面) 
私立大・短大版ガバナンスコード案提案

総会では、日本私立短期大学協会創立70周年記念事業の実施について、記念式典・祝賀会を令和2年11月12日に東京・九段下のホテルグランドパレスで開催する等の議案が提案、承認された。また当日は午前中に秋季定期総会等を開催する。
 中教審の審議状況についての報告では、大学分科会で大学等連携推進法人(仮称)の骨子案、授業科目の共同開設のイメージが提案されたこと、地域連携プラットフォーム構築に関するガイドライン(仮称)が提示されガイドラインは来年3月策定・公表予定であるとした。大学分科会委員の麻生隆史・山口短期大学長は「教学マネジメントと教育の質の保証については今期も重要事項として取り扱われている。大学等連携法人について最も危惧されるのは、小規模校がのみ込まれる懸念があることだ」と話した。
 教学マネジメント特別委員会の審議経過報告も行われ、同員会委員の川並弘純・聖徳大学短期大学部理事長・学長は「第9回の特別委員会においてロードマップの修正が出て、成果を集約して大学分科会質保証部会に引き継ぐことになり、取りまとめは議論を網羅的にしたものになるだろう」とした。初等中等教育分科会教員養成部会についての報告ではSociety5・0時代の教員養成フラッグシップ大学についての中間まとめが出たとした。委員の安部恵美子学長は、「初等中等教育の中で、幼保連携型認定こども園の保育教諭の資格に関しては経過措置ということもあり、幼稚園教諭免許状に関してもいずれ論議されるのではないか」と話した。
 委員会報告では同協会から、「私立大学・短期大学版ガバナンス・コード」案が提案された。  続いて短期大学基準協会(理事長=関口修・郡山女子大学短期大学部理事長・学長)から、令和2年度の認証評価は42校から申し込みがあったとした。また学校教育法等の一部を改正する法律への対応のため令和2年度評価から改正した短期大学認証評価要綱を適用するとした。このほか大学機関別認証評価の実施に向けて認証評価機関申請を10月中に提出するとした。

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