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記事2022年7月23日 2585号 (6面)
淑徳大学の取り組み
来年4月に7学部13学科を擁する大学に
全学共通の基礎教育科目もスタート

 淑徳大学(千葉県千葉市)は2023年4月、地域創生学部地域創生学科、人文学部人間科学科を新設する。これによって現在の総合福祉学部、コミュニティ政策学部、看護栄養学部、経営学部、教育学部、人文学部と合わせて7学部13学科を擁することとなり、これまで以上に幅広い分野で学びを提供していく。経営学部は東京キャンパス(東京都板橋区)に移転し、ビジネスとの連携を重視した教育へと改革を行う。


 地域創生学部地域創生学科は埼玉キャンパス(埼玉県入間郡)に設置する。同学科では、地域社会と地域文化、地域産業の見方や考え方について理解し、地域調査や地域資源に関する知識などを身に付けて、地域振興や地域活性化の推進に主体的・創造的に取り組むことができ、地域の発展と継承に貢献できる人材を育成する。


 人間科学科は東京キャンパスにある人文学部の三つ目の学科として開設する。人間科学とは「人間とは何か」をテーマに、幅広い角度から探求する学問で、人間を理解するために人間の心理や、社会・教育との関係性など、客観的な視点で研究を行う。同学科では、心理・福祉・教育・健康の4領域から「人間の生き方」「自分と他者」を理解し、互いに尊重し合い、人を支える力を育む。


 経営学部経営学科・観光経営学科は東京キャンパスへの移転を機に、常に新しいビジネスが生まれる環境で企業経営に必要な専門知識や技能を学ぶことができるようになる。


 データサイエンスに対応したカリキュラムによって、座学で得た知識を実践し、実践での経験で知識の定着を図る「実践×理論型学習」や、リーダーシップや主体性の育成・向上を目指す「淑徳リーダーシップ・ディベロップメント・プログラム」(SLDP)で社会に対応する力を身に付ける。


 また、新しいキービジュアルを制作。同大学は「利他共生」(他者に生かされ、他者を生かし、共に生きる)を建学の精神とし、学びの根幹には、他者のことを考える「想い」がある。また、「共に」行動することで生き、そうした行動はやがてこの社会に「彩り」をもたらすという思いを込めて「他者を想い、あなたと共に、社会を彩る。」とのメッセージをテンポ良く印象に残りやすい言葉でつなげた。


 デザイン面では、目には見えない物事の本質と他者を思う姿を瞳を閉じることで示し、同大学で学んだ学生・卒業生の社会での活躍をさまざまな色(価値観)と水彩の広がりで表現している。


 2023年4月からは全学共通の基礎教育科目(SBASIC)もスタートする。これは全学部学科で、これからの社会を生き抜くために必要な基本的な力(知識・技能・態度)が身に付く、同大学ならではの基礎教育カリキュラムとなっている。


 同大学の建学の精神を原点とし、8項目(学習力の養成、思考力の養成、表現力の養成、人間力の養成、社会力の養成、人間の理解、社会の理解、国際の理解)の多彩な学びが「淑徳人」としての基礎を築く。これらを基礎とし、専門教育科目へと学びを深め、成長することを目指す。


東京キャンパス(淑徳大学広報提供)


新しいキービジュアル

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