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全私学新聞

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記事2001年10月23日 27号 (3面) 
減少期こそ私学特性発揮のチャンス
臨時総会で理事長・校長研修きめる 神奈川私中高校協
保護者の期待は私学
全私学展を来年7月横浜で


 神奈川県私立中学高等学校協会(堀井基章理事長=堀井学園理事長)は九月二十五日、神奈川県横浜市の神奈川県私学会館で臨時総会を開催、理事長・校長研修会の実施、平成十四年度同県への予算要望、および十四年度実施される神奈川全私学(中・高)展などについての報告を行った。
 堀井理事長はあいさつの中で「私学は冬の時代といわれているが、(いまが)私学のチャンスとなり得る。神奈川私学は一つになって研修を行っていく」と、同協会の特別委員会が担当する理事長・校長研修会に対する期待を語った。
 この研修会は同協会として始めて開くもので、十月二十六、二十七の両日、神奈川県・箱根湯本で「今後の神奈川私学の振興を考える」をテーマに理事長・校長研修を積む。
 初日の研修会で実施される講演は、「神奈川県および首都圏の私立中学高校の入試・募集状況と保護者の私学への期待」(森上展安氏・森上教育研究所)、および「大阪府における私学振興の状況と本県の今後の私学振興を考える」(本田勝次氏・前大阪府生活文化部長)を予定。それに、神奈川県県民部私学宗教課長・遠藤健作氏の神奈川県の私学振興などについての講演も行われる。
 また、十四年度県費助成については八月六日に七項目の要望を岡崎洋・同県知事に提出した。同県は十一年度に厳しい県財政の影響を受け、緊急避難的措置として私学助成が大幅に削減され、また十三年度に標準的運営方式が導入されたが未だ厳しい状況にある。
 同協会が要望した事項は、(1)私立中学高校経常費補助につき、標準的運営費の二分の一補助の要望(2)公私立学校間の教育費の保護者負担格差是正のため、私立学校授業料等軽減補助の所得制限を緩和し、補助対象人数の拡大と、補助単価増額の要望(3)施設設備費補助の増額など七項目。
 また、「2002神奈川全私学(中・高)展」は平成十四年七月二十日、横浜市のパシフィコ横浜で開催されることが決まった。

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