千葉県私立中学高等学校協会（上野国彦会長＝千葉商科大学付属高校長）（後援・千葉市・千葉県教育委員会など）は九月二十三日、千葉県・千葉市の幕張メッセ国際会議場で「２００１千葉県私学フェア」を開催した。
　会場には来年受験を控えている児童・生徒やその保護者ら約五千四百人が集まった。
　同県内にある私立学校は高校が五十六校、中学校が二十二校、小学校が八校あり、それぞれ歴史とさまざまな特色をもっており、建学の精神の下に独自の教育活動を行っている。
　八回目を数えるこのフェアは、幕張メッセの会場で実施されるようになってから三年目を迎えたが、今回は会場内のレイアウトも新しくし、来場者にとって一層分かりやすくしたうえ、初めて小学校の展示コーナーも参加した。
　会場は相談コーナーと展示コーナーとに大きく分かれ、受験生らは展示コーナーでは学校案内や資料などをもらったり、簡単な説明を受けたりしていた。相談コーナーでは各学校の教職員二、三人が個別に保護者らの相談に応じ、丁寧に応えていた。
　高校を受験する生徒は「だいたい希望する高校を決めていますが、入試について先生と直接相談できてよかった」、あるいは「今日、資料をもらって家で親と相談してから志望校を決めます」と感想を語っていた。
　また、中学を受験する子供を持つある保護者は「自分も私学を出て、私学のよい点を知っている。私学へ入学させてやりたい」と希望を語った。