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記事2001年2月23日 5号 (7面) 
30周年記念 埼玉私学振興推進大会
教育費の負担格差是正
父母、教職員3000人が参加して決議
 埼玉県私立小中高等学校父母の会連合会(池田隆会長)は一月十九日、埼玉県・浦和市の浦和市民文化センターを会場に、埼玉県私学父母の会連合会創立三十周年記念・埼玉県私学振興推進大会(埼玉県私立中学高等学校協会が協賛)を開催、会場には三千人を超える父母や教職員らが集まった。
 主催団体を代表して池田会長は、「心の充実した教育が求められるためにはより良い教育環境が必要条件になる。また教育費父母負担の公私間格差は五・八倍と大きい。教育の機会均等の見地から、また受益者負担の公平の原則から教育費父母負担の公私間格差は公費によって是正されるべきだ」と訴えた。協賛団体代表として、埼玉県私立中学高等学校協会の松崎洋右会長(大宮開成高校長)はあいさつの中で「建学の精神に根差した私学の教育は、進学、体育などの面ではるかに公立をしのいでいる」と私学教育を評価し、「知・徳・体と調和のとれた人間教育が最重要となる。これから一歩一歩自助努力を重ねよう」と呼びかけた。
 また土屋義彦・埼玉県知事は「明日の埼玉を担う教育改革が大事。教育先進県を目指して全力を尽くしたい」と述べた。
 大会では、(1)私学の経常費助成の拡充強化(2)授業料軽減補助と入学金軽減補助の充実強化(3)教育近代化施設および老朽校舎等施設、整備補助(4)私学教育費減税の創設の要請の四点を決議した。
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