文部科学省は二月二十一日、今春の高校卒業予定者の就職内定率を公表した。
それによると、昨年十二月末現在の国公私立高校生全体の就職内定率は、七二・八％で、過去最低を記録した昨年同期の七一・三％を一・五ポイント上回った。昨年に比べて就職内定率が多少上向いたものの、女子の就職内定率は六七・〇％（男子は七七・八％）となお低い水準で、就職を希望しながら内定を得ていない高校生も約七万二千人に達する。学科別に見ると「工業」が八四・九％で最も高い。都道府県別では岐阜県が九〇・三％で最も高く、以下、三重県、富山県などと続いている。反対に最も低かったのは沖縄県で三七・六％。私立高校全体の就職内定率は六六・三％。