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記事2001年7月13日 18号 (2面) 
全国私立工業高協総会 会の活性化策など討議
新会長に萩原昭和第一学園高校長を選出
 全国私立工業高等学校長会は七月二日、東京・市ヶ谷の私学会館で平成十三年度の総会を開き、平成十三年度の事業計画、同予算を決めたほか、須藤亘啓会長の退任(※校長を務める目黒学院高校で工業科廃止)に伴う役員の補選で副会長の萩原努・昭和第一学園高校長の会長昇格を決めた。
 任期は須藤会長の残任期間の一年。
 萩原新会長は、「力を尽くして何とかやってみたい」としたうえで、「教育改革のスピードが速くなってきた。その中でそれぞれの学校が、五日制への切り替え、新しいカリキュラムへの対応、工業科の学校で言えば課題研究、総合的な学習の時間への対応をどうするかということがある。矢継ぎ早に出てくる問題への対応に追われていると思う。全私工の会員校は百二十校、全国に散らばっているので一堂に会することがないが、横の連絡を工夫してやっていく一助になる活動ができればいいと思っている」と語った。
 ところでここ数年、総会の参加者数が低迷していることから、会や事業運営のあり方について役員会で検討してきた改革素案が説明され、討議が行われた。
 総会参加者からは、「総会に研修の機会等があるともっといい勉強会になる」「資料等はホームページに掲載し、連絡は電子メールを使えばいい」「この会が必ず必要になる時期が来る」といった意見が出された。この日の総会では結論は出さず、今後、検討を続け来年度の総会で具体案を討議する予定。
 同会の新事業計画は、前年度を踏襲した内容で(1)私立工業高校に対する補助の充実(2)私立工業高校の実態調査の実施(3)私立工業高校として当面する課題についての調査実施、集計結果の会員校への還元(4)資料収集活動等が柱。

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