【三重県】

　三重県の平成十三年度私学振興予算の総額が七十一億六千六十一万八千円と決まり、前年度と比べて一・〇％増となった。
　経常費補助の生徒一人当たりの単価は高校が三十一万三百二十円で、前年度と比べると二・五％増となった。中学は二十四万九千三百八十円、小学校は二十四万八千二百八十円で、両者とも前年度と同額だった。
　また私立高等学校施設整備費補助として三千二百二十四万六千円、私立高等学校教育国際化推進事業費補助として千六百六万円がそれぞれ計上され、前年度と比べると、それぞれ一八・二％増、一四・三％増と大幅な伸び率を示した。
　専修学校関係では、学生一人当たりの経常費補助単価は学校法人立で大学入学資格付与校の高等課程が二万六千八百五十円、その他の高等課程が一万七千八百六十円、専門・一般課程が一万三千九百二十円。

【岐阜県】

　岐阜県の平成十三年度私学振興予算が八十七億六千七百十八万円、前年度比二・七％増となった。経常費補助の生徒等一人当たりの単価は、高校が三十万九百円、小学校・中学校が二十七万五百円で、いずれも前年度と同額となった。
　幼稚園児の経常費補助単価は十五万三千百円で、これも前年度と同額。
　新規事業では、私立学校環境教育１プラス１推進事業費として百五十五万円が補助された。
　これは、例えば、リサイクル活動などを通して中・高校生に学校が日常的に環境に対する意識を持たせるために取り組んでいることに対する支援。
　また十二年度の新規事業で計上された私立学校校内ＬＡＮ整備事業費に一億八千百万円が補助された。これは県内のすべての小中高校等で一貫した情報教育が実現できるように、私立小中高校等で、すべての教室、授業でコンピュータ、インターネットの活用などができるようにするもの。
　そのほか、教育改革推進特別補助として千四百五十万円が充てられた。
　経常費補助の専修学校の学生一人当たりの単価は、高等課程で五万二千二百円、専門・一般課程で三万四千八百円で、いずれも前年度と同額。

【兵庫県】

　兵庫県の平成十三年度の私学振興予算が決まった。私学振興予算の総額は二百七十七億三千四百一万九千円となった。前年度と比べると微増にとどまった。
　経常費補助の生徒等一人当たりの単価は、高校が三十二万七千八百十九円、中学校が二十五万九千五百四十円、小学校が二十五万七千九百八十円となった。前年度と比べると、それぞれ〇・七％増、四・一％増、三・九％増。
　幼稚園児の経常費補助単価は十五万二千二十円となり、前年度と比べると四・四％の増額となった。
　新規事業では、私立高校振興のあり方検討経費として百二十万円が計上された。これは私学団体と県が共同して懇話会を設置し、私立高校の果たすべき役割や将来展望について意見交換を行い、今後の私学振興策について検討を行うもの。
　また、特色教育振興教育モデル事業費として二千五百万円、私立高等学校生徒授業料軽減補助として十一億四千三百三十万二千円が計上された。私立専修学校特色教育推進費として、八千三百万円が補助された。