あいさつの中で酒井会長は「他県の私学の状況や社会変化に伴い、今後の私立中学高校の入試日程も含め、十五年度以降の入試に関しては、今年度から特別委員会を設け、東京の私学全体にとってよりよい入試選抜方法を早急に検討していく」ことを明らかにした。

　また都内公立中学校卒業生について、十三年度私立高校受け入れ計画数三万六百人に対して、実績が約二万六千人となった原因について、「少子化に加え、教育費の父母負担公私較差、経済の長期的停滞、都立高校が公私連絡協議会で合意した人数を超えて入学させている」ためとし、協会として計画達成のために一層の努力をしていく方針だ。

　十三年度事業については「２００１東京都私立学校展進学相談会」を八月十八・十九の二日間、東京国際フォーラムで、また「２００１東京私立中学・高等学校池袋進学相談会」を十月十四日、池袋サンシャインシティで行う。同協会など四団体が主催する「東京私学祭」は十月二十日、東京・千駄ヶ谷の東京体育館で行う。なお、十四年度中学高校入学者選抜試験期日は、中学校は十四年二月一日以降、高校は一般入試が二月十日以降（願書受け付けが同一月二十五日以降）、推薦入試が同一月二十二日以降（同一月十八日日以降）と決まった。