神奈川県私立中学高等学校協会（堀井基章理事長＝堀井学園理事長）は六月十日、神奈川県・横浜のパシフィコ横浜の展示ホールを会場に「２００１神奈川全私学（中・高）展」を開催した（神奈川県、神奈川県教育委員会が後援）。テーマは「神奈川私学　二十一世紀をリードする伝統と創意　“全人教育は私学から”」。当日は同県内の私立中学や高校を受験する児童・生徒、およびその保護者ら約一万四千五百人が集まった。
　十時から始まった開会式で、堀井理事長は「子供たちが私学に行ってみたくなる気持ちになるようにやろう」と、各校の教職員らを激励した。
　受け付けが始まると、待機していた受験生らは一斉に会場入り口で「神奈川県全私学中・高学校案内」や会場ガイドなどの資料を受け取り、目指す学校などに足を運んでいた。
　受験生や保護者らは試験問題、クラブ活動などについて、知りたいことを熱心に教職員に聞いていた。
　これに対して、神奈川県内の百三十九校の中学・高校は八十二のブースに分かれて、各校の特色を生かした展示や資料で魅力をアピールしていた。コンピュータやビデオをふんだんに利用して説明している学校、在学生徒が一生懸命説明している学校などさまざまな趣向を凝らし、受験生らの質問に丁寧に対応していた。会場の両サイドには制服展示コーナーも設けられており、見入っている親子連れも多かった。
　また、ステージでは吹奏楽演奏、手具体操・ダンス、アンサンブル演奏、新体操演技、オーケストラ演奏、琴演奏などが随時行われており、受験生や保護者らの目を楽しませていた。