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記事2002年2月13日 号 (2面) 
国際教養学部2年後に
専門大学院も開設へ
早稲田大学
 早稲田大学(東京都新宿区、奥島孝康総長)は一月二十五日、同大学で開いた記者懇談会で、「国際教養学部(仮称)」の新設や、人間科学部の改組と「スポーツ科学部(同)」など学部教育の改革を行うとともに、専門大学院の立ち上げを計画していることを発表した。「国際教養学部」は二〇〇四年四月の開設を目指す。徹底した外国語教育と教養教育のゼミ形式の授業によって、国際感覚を身につけ、異文化理解に秀でた学生を育てていく。
 昨年十二月末現在で、早大は海外五十六カ国三百二十一校と提携を結んでおり、「国際教養学部」では、こうした提携校とも協力して学生・教員の交換を行い、学生の三割程度は外国人留学生としたい考えだ。学生には原則として一年間の海外学習を必修化する。
 人間科学部については、現在ある人間基礎科学科と人間科学科を新たに、人間環境科学科、健康福祉科学科、人間情報科学科に再編。スポーツ科学科をスポーツ医科学科とスポーツ文化学科の二学科からなる「スポーツ科学部」として独立させる。今年四月には認可申請を行い、来年四月には開設にこぎ着ける。
 理工学部についても生命系教育とIT教育の融合・強化を掲げ、来年四月に電気・情報生命工学科とコンピュータ・ネットワーク工学科を設置。現在の十四学科一領域を十三学科・一領域に再編する。
 大学院も研究者養成とともに高度専門職業人の養成という社会的な期待に応えるため、「公共経営専門大学院(仮称)」「金融経済系専門大学院(同)」「法科大学院(同)」を開設し、充実を図る。現在、アジア太平洋研究科に設置している二専攻のうち、国際経営学専攻についても専門大学院化し、来年四月には経営管理コースと技術経営コースからなる新しい専攻へと再編する計画だ。
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