こちらから紙面PDFをご覧いただけます。



全私学新聞

TOP >> バックナンバー一覧 >> 2002年2月23日号二ュース >> VIEW

記事2002年2月23日 号 (7面) 
『山野井先生』 追悼録刊行
日大第二学園で
 このほど日本大学第二学園(東京都杉並区)の故山野井和雄理事長の遺稿および追悼などを集めた追悼録『山野井和雄先生』(日本大学第二学園発行)が刊行された。
 山野井先生は昭和二十九年、同学園理事長に就任、平成十一年九月二十四日、七十七歳の生涯を終えるまで、同学園の校訓「信頼敬愛」の精神に基づいた教育を実践、教育に情熱を傾けた。平成十一年十月二十三日には長年の私学教育への功績が認められ、従五位勲四等旭日小綬章を受章した。
 本書は「略年譜」「記録」(葬送、山野井家葬儀・学園葬)「遺稿抄」「短歌抄」「思い出」から構成されている。
 この中で「遺稿抄」には周年記念誌、生徒会誌、学園研究集録『教育研究』、校内紙『桜園』などで山野井先生が残した文章が収められている。山野井先生の教育に対する熱き思いをうかがい知ることができる。
 「青春は大いに楽しむがよい。同時に大いに苦しまなければならない」「心身ともに自ら鍛え上げて実力を養い、堂々と競争に打ち克つよう努力すべきである」(昭和三十三年五月「桜園」)という言葉を、新入生に残している。
 本紙論壇「時代の先端をゆく日本大学第二中・高等学校」(昭和六十年四月)では、「自然科学を正しく学習・研究するためには、自然を正しく観ようとする心がなければならない。この心が『科学する心』である」と述べている。
記事の著作権はすべて一般社団法人全私学新聞に帰属します。
無断での記事の転載、転用を禁じます。
一般社団法人全私学新聞 〒102-0074 東京都千代田区九段南 2-4-9 第三早川屋ビル4階/TEL 03-3265-7551
Copyright(C) 一般社団法人全私学新聞