こちらから紙面PDFをご覧いただけます。



全私学新聞

TOP >> バックナンバー一覧 >> 2002年4月13日号二ュース >> VIEW

記事2002年4月13日 号 (2面) 
英語教育の研究開発校16校指定
私立高校も3校参加今年度から3年間
英語重視のカリキュラム研究
 文部科学省はこのほど、平成十四年度から三年間、英語教育を重点的に行う研究開発学校「スーパー・イングリシュ・ランゲージ・ハイスクール」十六校を指定した。
 この事業は、平成十四年度の新規事業で学習指導要領にとらわれず、英語教育を重視したカリキュラムの開発、一部の教科を英語で行う教育、大学や海外の姉妹校との効果的連携方策等について実践的に研究するもの。十四年度の予算額は八千百三万九千円。この事業には五十七件(二十六都道府県)の申請があり、各学校が提出した実施希望調書を外部の協力者が審査、その結果をもとに指定校十六校が決定された。十六校のうち私立高校は、渋谷教育学園幕張高校(千葉県)、目白学園高校(東京都)、立命館宇治高校(京都府)の三校。このうち札幌国際情報高校の研究開発課題は、「学科集合型高校の特色を生かした実践的コミュニケーション能力の向上を目指す英語カリキュラム開発および効果的な英語の指導方法や評価方法の研究開発」。アルバータ州立大学、道内大学、北海道立教育研究所など関係機関と連携して英語教育改善と充実に関する研究開発を行う。
 渋谷教育学園幕張高校の研究開発課題は、「マルチメディアを活用した『内容中心教授法』による高校英語学習プログラムの開発自ら英語で学び・考え・表現する生徒の育成を目指して」。千葉大学、メディア教育開発センターと連携しての内容中心教授法による英語学習プログラムの開発、同プログラムにおけるマルチメディア活用方法の実践的研究。
 目白学園高校の研究開発課題は、「総合的英語力に裏打ちされたコミュニケーション能力の養成を目指す教育方法の研究」。英語以外の教科(三から五教科)を英語で指導する授業研究など。
 立命館宇治高校の研究開発課題等は、「イマージョン教育を導入・実践し、教科学力の向上と高い英語運用能力を形成する指導方法の開発」など。
記事の著作権はすべて一般社団法人全私学新聞に帰属します。
無断での記事の転載、転用を禁じます。
一般社団法人全私学新聞 〒102-0074 東京都千代田区九段南 2-4-9 第三早川屋ビル4階/TEL 03-3265-7551
Copyright(C) 一般社団法人全私学新聞