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記事2002年5月3日 号 (3面) 
百周年記念事業 早稲田中学高校
新校舎の竣工式開く


 早稲田中学・高等学校(渡邉重範理事長、堤貞夫校長、東京都新宿区)では、創立百周年記念事業の一環として建築中だった二号館と四号館が完成し、その竣工式が三月十二日、東京・早稲田のリーガロイヤル早稲田で行われた。
 渡邉理事長はあいさつの中で、同校が一八九五年に創立され、二万人を超える卒業生を輩出したことを紹介、「ここに関係者すべての心が結集した素晴らしい建物が出来上がった。早稲田の伝統が新たに受け継がれていくと思う」と語った。
 来賓の奥島孝康・早稲田大学総長は「早稲田大学は二〇〇七年には創立百二十五周年を迎えるが、これに向かって事業を進めている。早稲田中学・高校とは系属校で別法人であるが、一体である。大隈重信氏の遺業を受け継いでいく」と祝辞を述べた。
 堤校長は「二十一世紀の日本に役に立つ生徒を育成していく」と力強くあいさつした。
 六階建ての二号館は主に中学教室を中心として職員室、特別教室など、四号館は四階建てで各教科研究室をはじめ、校長室事務室などがある。同校は二〇〇七年に向かって新たな第一歩を踏み出した。
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