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記事2003年5月3日 1888号 (13面) 
平成15年度地方私学の振興予算 本紙調べ(6)
経常費補助高校32万円台に
中等教育前期3%、後期4%増 群馬
新規に高校整備費 岩手
【群馬県】

 群馬県の平成十五年度の私学振興予算の総額が九十一億七千百四十四万五千円と決まった。
 経常費補助の生徒一人当たりの単価は、高校が三十二万五千六十円で前年度と同額、中等教育学校が前期で二十七万七千六十八円、後期で二十八万七千四百六十八円、前年度と比べるとそれぞれ三・〇%増、四・〇%増となった。中学が二十七万一千十四円で、前年度と比べると〇・八%の増。幼稚園児の一人当たりの経常費補助単価は、学校法人立が十七万五千二百七十円、非学校法人立が七万二千三百八十円で、いずれも前年度と同額。
 専修学校関係では大学入学資格付与校が七万六千二百円、専門士称号付与校が二万八千四百十円、一般校が一万七千五百円となり、すべて前年度と同額だった。
 教育改革推進特別経費補助は一億二千三百四十八万円が計上された。このうち、預かり保育推進事業には六千二百八十万円が補助され、前年度と比べて九・〇%増の大幅なアップとなった。そのほか、留学生受け入れ、転入学生等受け入れ、生徒指導の充実・カウンセリングには前年度と比べて増額され、それぞれ四十八万円、六十万円、一千万円が補助された。


【茨城県】

 茨城県の平成十五年度の私学振興予算が、総額で百三十六億六千七百九十一万二千円と決まった。
 経常費補助の生徒等一人当たりの単価は、高校が三十一万四千五百五十円となり、前年度と比べると一・二%増となった。中学が二十七万五千七百十四円、小学校が二十七万四千百二十円で、前年度と比べるといずれも二・五%増と順調に伸びている。
 私立高等学校等教育改革推進事業費補助として四千七百九十二万円が計上された。この中には帰国子女の受け入れ、生徒指導の充実カウンセリング、適切な進路指導の推進、幼稚園子育て支援にかかわる経費が含まれている。
 私立高等学校等授業料減免事業費補助として四千三百五十四万二千円が計上された。
 これは交通遺児および学校生活を続けていく上で困難な生徒に対して、月一万二千七百五十円が支払われる。
 また幼稚園関係では、私立幼稚園特別支援教育費補助として一億四千三百八十六万四千円、私立幼稚園預かり保育推進事業費補助として八千百六十万円が補助された。


【岩手県】

 岩手県の平成十五年度の私学振興予算が決まった。私学振興予算の総額は五十九億八千六百六十二万八千円となり、前年度比一・五%増となった。
 経常費補助の生徒等一人当たりの単価は、高校が三十二万九千三百五十三円となり前年度比で二・九%増、中学が二十七万一千十四円、小学校が二十六万九千四百二十円となり、前年度比でいずれも三・四%増と順調に伸びた。また、高校では通信制の、一人当たりの経常費補助単価が設けられ、五万八千二百六十八円となった。幼稚園児の一人当たりの経常費補助単価は前年度比で三・八%アップの十五万九千八百六十五円となり、順調に伸びている。
 また経常費補助の専修学校生の一人当たりの単価は三万二千六百円で、前年度比で一・六%増。
 新規事業として、私立高等学校一般施設整備費補助として一億三千九百三十万二千円が計上された。私立高等学校等授業料減免として五千三百一万円が補助された。
 また私立専修学校運営費補助費として、前年度比で一四・二%増の八千五百九十六万七千円が補助された。
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