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記事2003年7月13日 1898号 (9面) 
神奈川と北海道の私中高協が総会
神奈川私学 中高校選抜で申し合わせ
推薦入試に新方式導入

 神奈川県私立中学高等学校協会(堀井基章理事長=堀井学園理事長)は五月十九日、横浜市の神奈川県私学会館で平成十五年度定時総会を開催し、十四年度事業報告と収支決算案の承認、および十六年度私立中学高等学校入学選抜についての申し合わせ案について承認した。堀井理事長は、あいさつの中で「学費の公私間格差で生徒収容にも影響が出てくる」とし、公私間の格差是正の必要性を強く述べた。
 平成十六年度私立中学校生徒入学選抜については、志願者受付期日は十六年一月八日以降、入学者選抜期日は同二月一日以降と決まった。
 一方、十六年度私立高校生徒入試選抜・推薦入試については、志願者受付期日が十六年一月十六日以降、選抜期日が同一月二十二日以降、また一般入試は志願者受付期日が同一月二十三日以降、選抜期日が同二月十日以降とそれぞれ決まった。推薦入試については、推薦T(その私立高校を第一志望とする者)、および推薦U(公立高校の前期選抜試験を受験する者で、かつ私立高校一校だけの推薦入試を志願する者)の二つとする。十五年度理事長・校長研修会を八月二十六、二十七の両日、神奈川県・箱根湯本温泉「南風荘」で実施し、「2003神奈川全私学(中高)展」を七月二十日、神奈川・パシフィコ横浜で開催することなどが報告された。
 また、同協会の顧問に、黒土創・徳心学園理事長、鵜川昇・桐蔭学園理事長、および田沼智明・横浜学園理事長が決まった。

振興予算の拡充へ
魅力ある学校づくりなど柱に

北海道私中高協も事業計画決める

 北海道私立中学高等学校協会(森本正夫会長=北海学園理事長)は五月二十七日、札幌市の札幌ガーデンパレスで平成十五年度定例総会を開催し、十四年度事業報告・収支決算、および十五年度事業計画・収支決算などを審議、この中で十五年度は@私学予算の拡充A生徒確保B魅力ある学校づくりに向けた研修事業の充実を柱とする事業計画等を決めた。
 十五年度事業計画で、@予算の拡充については、管理運営費補助金につき経常経費二分の一助成の実現を目指すとともに、生徒一人当たりの補助単価の全国順位および総額は十六年度以降も堅持確保するように努める。
 A生徒確保については、道私立高校入試協議会が取り組んでいる「入学者選抜制度の改革に関する事項」および「適正配置計画」などについて全面的に支援する。
 B十五年度に予定されている研修会は、「理事長・理事・校長研修会」が十月三十・三十一日(小樽市)、「第四十四回北海道私学教育テーマ別研修会」が九月九・十日(帯広市)、「第三十四回北海道私学教育教科別研修会」が平成十六年一月八・九日(札幌市)、「私立学校初任者北海道・東北地区研修会」が七月二十九―三十一日(札幌市)。
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