こちらから紙面PDFをご覧いただけます。



全私学新聞

TOP >> バックナンバー一覧 >> 2004年6月3日号二ュース >> VIEW

記事2004年6月3日 1935号 (2面) 
私立中学入学者 前年度比2.7%増
中高連、私立中高校生徒数調査
高校生前年度に比べ1.6%減少
減少幅は公立高校より軽微
 日本私立中学高等学校連合会(田村哲夫会長=渋谷教育学園理事長)は、五月二十五日、平成十六年度私立高校・私立中学校の生徒数調査結果をまとめた。この調査は毎年、四月十日現在で実施しているもの。

 今年度の調査結果によると、平成十六年度の私立高校生徒数は百九万三千七百九十人で、前年度の学校基本調査結果(文部科学省調べ、五月十日現在)と比べ一万七千三百九十七人(一・六%)減少していた。
 前年度の減少率が二・七%だったことを考えると、減少が少し弱まったといえる。
 また平成十六年度の私立高校の入学生(一学年)は、三十七万五千八百六十九人で、前年度と比べて四千四百一人(一・二%)の減少だった。全国の中学校卒業者数が前年度に比べて二・〇%減っていることを考えると、新入生の減少も私立高校の方が公立高校より軽微だったということになる。
 都道府県別私立中学生入学者数では四十七都道府県中、四十三都道府県で前年度比べ減少していたが、その中にあって山形(三百九人)、埼玉(二百十二人)ではかなりの増加が見られた。
 反対に落ち込みの大きかった県は、東京、鹿児島、静岡など。
 私立高校生のうち私立定時制高校生は三千九百八十四人。
 高校生の他に高校専攻科に四千四百七十七人が在籍していた。
 一方、平成十六年度の私立中学生数は、二十三万八千二百二十七人で、前年度と比べて三千五百五十九人増加していた。増加率は一・五%。
 また私立中学校の入学生数(一学年)は八万二千三百人で、前年度と比べて二千百九十四人(二・七%)増えていた。
 特に首都圏と近畿圏の茨城県(百五十四人増)、埼玉県(二百八十八人増)、千葉県(三百三人増)、神奈川県(三百十七人増)、東京都(六百八十七人増)、兵庫県(二百十二人増)の伸びが大きいが、それ以外の愛媛県(百人増)、山口県(八十六人増)、北海道(百三人増)でも百人前後の増加が見られた。

記事の著作権はすべて一般社団法人全私学新聞に帰属します。
無断での記事の転載、転用を禁じます。
一般社団法人全私学新聞 〒102-0074 東京都千代田区九段南 2-4-9 第三早川屋ビル4階/TEL 03-3265-7551
Copyright(C) 一般社団法人全私学新聞