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全私学新聞

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記事2004年8月13日 1945号 (1面) 
教育は国の基本
文科相らに老朽校舎改築への支援など要望
全私学連合
 幼稚園から大学までの団体で組織する全私学連合(安西祐一郎代表=慶應義塾長)は、八月六日、文部科学省を訪ね、平成十七年度概算要求に向けて河村建夫大臣をはじめ同省幹部に私立学校教育関係予算の拡充等を要望した。
 この中で三位一体の改革で廃止の危機を迎えている私立高校等に関する私学助成については、日本私立中学高等学校連合会の田村哲夫会長が、これまでに各地の知事に直接会い、国の私学助成の重要性を訴えたことなどを報告、私学団体代表らでこの問題で苦しい状況に立たされている河村大臣を激励した。安西代表も「教育は国の基本」とし、防衛や外交と同様に国の役割の重要性を強調した。
 また御手洗康事務次官は、小泉総理の「米百俵の精神」は教育を大事にするはずなのに、教育が厳しい状況に置かれていることに触れ、教育界は国公私立を超えて教育の大切さについて声を上げてほしいと訴えた。 さらに小野晋也副大臣は教育を取り巻く状況が大きく変化し、文部科学省の存在意義すら問われていることに大臣も心を痛めているとし、教育振興の必要性を強調した。
 このほか安西代表は私立学校の校舎の多くが老朽化を迎えていることから建て替えに対する更なる支援を要請した。

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