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記事2005年12月13日 2007号 (7面) 
青森県私学 創造性豊かな人間教育
公私間の不均衡な財政措置是正
青森県私立高等学校父母の会連合会(倉光重会長)は十月十三日、弘前市・弘前文化センターで「創造性豊かな人間教育は私学でこそ 私学教育の充実と父母負担の軽減を」を大会スローガンに掲げ、第二十一回青森県私学振興大会を開催した。後援は青森県私学協会、全国私学父母の会、日本私立中学高等学校連合会、および青森県高等学校PTA連合会。
 倉光会長は、私学の良さは建学精神と志であり、今の教育で欠けているのは子供にやる気と志を教えることだと述べた上で、「公私間で保護者教育費負担に著しい格差があり、これが学校選択への進学を阻む大きな障壁となり、生徒等が修学の継続を断念する原因となっている。国および地方公共団体は公私間の不均衡な財政措置を早急に是正するべきだ」とあいさつした。
 同県の十七年度経常費補助の高校生一人当たりの単価は、前年度と同額の三十一万六千三百八十四円となっている。
 大会では「私立高等学校経常費二分の一助成の早期実現を要請する」「校舎等新増改築事業に対する特別助成の早期実現を推進する」「生徒減少期に入った今日、従前以上の公私協調による安定的収容を図り、特別補助制度の創設を推進する」――この三点を決議した。
 生徒発表では、五所川原第一高校の津軽三味線部、弘前学院聖愛高校の応援団、および弘前東高校のよさこいソーランが披露された後、菊池菊代・津軽かたりべの会長が「津軽の昔話とその歴史」の演題で記念講演を行った。会場は津軽の昔話にあらためてに聞きほれていた。

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