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記事2006年4月23日 2019号 (1面) 
平成18年度の研究開発学校 私学2校を指定
異年齢による 学びの共同体など研究
 文部科学省は四月十七日、平成十八年度研究開発学校として新規十二件、延長十一件の指定を行ったことを公表した。この制度は学習指導要領など現行基準によらない教育課程編成で新しい教育課程・指導方法を研究開発するもの。今年度の新規指定で私立学校では、学校法人暁星国際学園(暁星国際小学校・暁星国際中学校・暁星国際高校)と学校法人山梨学院(山梨学院大学附属小学校)が指定を受けた。暁聖国際学園の研究開発課題は、変化の激しい社会を生き抜く知識、技能、感性、体力を育むため、学校の中に「学校内学校」方式で全寮制の小・中・高校の異年齢集団による学びの共同体を作る場合の小中高一貫の教育課程・指導方法・評価方法に関する研究開発。具体的には異年齢・異校種間の学習集団の編成、無学年制の導入、学ぶことの意味を学ぶ「新リベラル・アーツ」(週四時間程度)科の開発などを進める。
 山梨学院大学附属小学校は、小学校低学年における「生きる力」を育成する「アントレプレナー教育」の実践的な研究開発を行う。小学校低学年の生活科を一部改変し、広義のアントレプレナー教育の考え方を導入した「アントレプロジェクト」(週一時間)の時間について研究開発する。
 このほか国公立学校では、親育てプログラムの開発、独創的で粘り強い思考能力の育成、飛び級制度導入の有効性と問題点、論理力向上などの研究開発が進められる。

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