こちらから紙面PDFをご覧いただけます。



全私学新聞

TOP >> バックナンバー一覧 >> 2007年5月3日号二ュース >> VIEW

記事2007年5月3日 2064号 (4面) 
未来を担う 私学人の育成
日私教研・直轄研修会実施計画
学校危機管理研修を皮切りに
学校評価、教育課程など20研修
 財団法人日本私学教育研究所(田村哲夫理事長、山岸駿介所長、東京都千代田区麹町)の平成十九年度直轄研修会の実施計画がこのほど明らかになった。今年度は五月から十一月にかけ二十種二十一の研修会を開く。全体を通じたテーマは、「未来を担う私学人の育成」。
 このうち最も早いのが五月二十六日の「学校危機管理研修会」で、昨年に続いて「あなたの学校は大丈夫ですか(U)」が研究のねらい。会場は同研究所に程近い食糧会館。
 六月には、まず二日に、昨年から始まった「学校評価と教員の能力開発研修会」が、「私学にとって学校評価とは何か」を研究のねらいとして開かれる。会場は食糧会館。七・八の両日には熊本県の尚絅中学・高校、鎮西高校等を会場に「私学経営研修会」が開かれる。研究のねらいは「今、私学の前にある危機=\―私たちは何をなすべきか」。川本八郎・学校法人立命館相談役が、「大学に半世紀勤めて、教育について感ずること」を演題に基調講演するほか、吉田晋・日本私立中学高等学校連合会副会長が最近の私学を取り巻く情勢について報告する。また研究のねらいをテーマにパネルディスカッションも開かれ、小山康直・大分中学・高校長、中原博明・学校法人熊本信愛女学院理事長、長塚篤夫・順天中学・高校長がパネリストを、鈴木康之・水戸女子高校長がコーディネータを務める。そのほか二本の講演や会場校見学等も予定されている。
 六月十一・十二の両日には、「私学の教育課程研修会」が開かれる。会場はアルカディア市ヶ谷(私学会館)と玉川聖学院中高等部。研究のねらいは、「学習指導要領を巡る動きと私学の教育課程」。六月十四・十五の両日には「数学科研修会」が、アルカディア市ヶ谷(私学会館)と東京女学館中学・高校を会場に、「生徒の興味を育む授業力」を研究のねらいにして行われる。
 七月下旬からは「外国語研修会」「学校図書館研修会」「国際教育研修会」「理科系(物理・化学・生物・理科実験入門)研修会」が予定されている。
 八月には十九年度の直轄研修会の約半数の研修会が予定されており、「学校法人制度・財務研修会」「国語科研修会」「家庭科研修会」「副校長・教頭研修会」「生徒指導研修会」「教育と情報研修会」「社会科系研修会」「保健体育科研修会」「進路指導研修会」「心身の健康教育(学校保健・カウンセリング・教育相談)研修会」「(学校事務)事務長研修会」が開かれる。「副校長・教頭研修会」は、久し振りの開催。研究のねらいは、「今、私学の前にある危機≠どう乗り越えるか」。
 直轄研修会は夏までにほぼ全てが終了するが、唯一、二回目の「私学の教育課程研修会」が十一月二十一・二十二の両日、京都市の京都ガーデンパレスほかで開催の予定。
 同研究所では、また十月二十五・二十六の両日、金沢市で第五十五回私学教育研究集会石川大会を開催する。「全国から私立中学高校の理事長、校長、教員ら約八百人が参加する予定。研究目標は「特色ある私学教育の創造」。学校経営など七部会が開かれる予定。

記事の著作権はすべて一般社団法人全私学新聞に帰属します。
無断での記事の転載、転用を禁じます。
一般社団法人全私学新聞 〒102-0074 東京都千代田区九段南 2-4-9 第三早川屋ビル4階/TEL 03-3265-7551
Copyright(C) 一般社団法人全私学新聞