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記事2008年4月13日 2133号 (2面)
【生涯学習分科会】 第五期の中央教育審議会になって初めての生涯学習分科会が四月三日、文部科学省内で開かれ、分科会長に大日向雅美・恵泉女学園大学大学院平和学研究科教授が選任された。この日は同省から生涯学習の振興施策の推移や平成二十一年度生涯学習政策局予算の概要などが説明された上で、出席した委員が自己紹介を兼ねて生涯学習をめぐる問題意識等を披歴した。 これより先に、通信教育の認定及び廃止等について社会教育法の規定に基づく諮問が行われた。申請のあったのは、財団法人国際文化カレッジの「植物医講座」などの認定と、社団法人日本経営協会の「企業会計講座原価計算コース」等の廃止など。審査等は非公開で行われ、申請案件をすべて認める答申が出された。 委員の意見発表では、「中途退学すると、学んだ成果が認められない。学習の成果を生かせる制度にしてほしい」「知識循環型社会を実現して地域再生を」「博物館などの学芸員の教育機能向上が必要だ」「社会教育主事がどんどん減っている。文科省の施策を生かしきれていない。地方の状況は深刻だ」「統廃合で地域から高校がなくなり、地域の教育力がなくなっている」「指定管理者制度」は問題だ。官製ワーキングプアを生み出している」などの意見が聞かれた。 |
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