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記事2009年12月3日 2155号 (3面) 
創立135周年の青山学院 約500人出席して記念式典挙行
松澤理事長 改革の決意表明

 創立百三十五周年を迎えた学校法人青山学院(松澤建理事長)は十一月十六日、東京・渋谷区の青山キャンパス内にあるガウチャー記念礼拝堂で記念式典を開いた。学院関係者、卒業生ら約五百人が出席し、節目の年を盛大に祝った。=写真
 青山学院は一八七四年、米国メソジスト監督教会から派遣された三人の宣教師が開いた「女子小学校」が始まり。
 式典では、松澤理事長が「スクールモットーである『地の塩、世の光』をしっかりと心に刻み、人に仕え、社会に仕える有為な人材を育成していきたい」とあいさつ。今年を「改革の幕開けの年」と位置づけ、「二十一世紀にふさわしい教育内容の充実、発展に向けスピード感をもって改革を推進していく」と決意を述べた。伊藤定良・青山学院大学長は「知の共同体をいかに創出するかが私たちに問われている。現代の国際化に対応しながら、教育、文化の発信体として新しい歴史を作りたい」と述べた。
 川端達夫・文部科学大臣(代読)をはじめ、日本私立大学連盟副会長の納谷廣美・明治大学長、キリスト教学校教育同盟理事長の野本真也・同志社理事長、オックスフォード大学リンカーンカレッジのポール・ラングフォード学長からそれぞれ祝辞が贈られた。
 同学院は二〇〇六年、将来ビジョンとして「アカデミック・グランドデザイン」を策定。これを踏まえた「理事長声明」を昨年出し、百七十四項目の課題に取り組んでいる。二〇一二年度からは「キャンパス再配置計画」により、大学の人文・社会系七学部が、四年間を通して青山キャンパスで学ぶことになる。その受け入れ施設として、二〇一二年一月に新校舎が完成の予定。

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