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記事2013年8月13日 2281号 (1面) 
文科省が学校基本調査速報値を公表
公立高校は4万人減少 私立は5千人弱増加
大学生減少、女子は過去最多
文部科学省は8月7日、「平成25年度学校基本調査」の速報値を公表した。出生率低下による就学人口減少で教育界は目下、厳しい学校経営環境にあるが、その中でも私立学校は学校数や在学者数を増やし、あるいは公立に比べ軽微な減少にとどまっている。特に高校では前年度に比べ公立が学校数で42校、生徒数で約4万人減少する中、私立は学校数が1校、生徒数は5千人弱増加している。私立高校生の増加は国の就学支援金等が影響していると思われるが、進学希望者の個性や思いに合った学校選択が以前にも増してできるようになりつつあるといえる。
 別掲の表は、幼稚園から大学、専修・各種学校に至るまでの学校数や在学者数等を示したもの。前年度と比べ私立では小学校、中学校、高校、大学等で学校数が増加、在学者数では高校、専修・各種学校等で増加が見られ、私学の全体に占める比率は、幼稚園、高校、短期大学、大学で学校数と在学者数の両方で増加していた。
 そのほか国公私立全般の在学者数の傾向を見ると、特別支援学校が前年度と比べ約3千人増え、13万2568人となり、過去最高を更新。専門学校は前年度に比べ約九千人増加、4年連続の増加となった。大学、大学院は平成23年度に過去最高を記録したが、その後2年間は減少傾向に転じている。その中にあって大学学部の女子学生は依然増加傾向で25年度は約111万4千人、大学生全体に占める割合は43・5%でいずれも過去最高。(近く詳報)
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