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記事2015年11月13日 2357号 (1面) 
教育再生実行会議新たな有識者で始動
多様な個性が長所として、肯定・生かされる教育検討

 安倍晋三総理大臣は11月4日、総理官邸で第32回教育再生実行会議を開催した。過去8度、提言をまとめた同会議の有識者18人の内、15人を新たに任命。座長は鎌田薫・早稲田大学総長が再任された。今後、同会議は情報化時代に求められる「多様な個性が長所として肯定され生かされる教育」への転換について審議する。具体的には、不登校、発達障害、家庭の経済力、学力の問題など、子供たち一人一人の状況にきめ細かく対応した教育についてさらに議論を深める。また「一億総活躍社会」の実現のための教育の在り方、若者が主権者として国家・社会の形成に主体的に参画するための教育の充実策も検討していく。同時に過去の提言の実行状況を点検する教育再生実行会議提言フォローアップ会合を開催する。構成員は総理、内閣官房長官、文部科学大臣兼教育再生担当大臣とこれまでの有識者(16人)。提言後、法令改正等に至っていない、高校と大学の接続、新たな高等職業教育機関、質の高い教師の育成等をフォローアップする。

 教育再生実行会議の有識者は次の各氏(敬称略)。出雲充・潟ーグレナ社長、伊原木隆太・岡山県知事、漆紫穂子・品川女子学院校長、鎌田薫、小林りん・インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢代表理事、貞廣斎子・千葉大学教育学部教授、三幣貞夫・南房総市教育長、清水信一・武蔵野東高等専修学校長、鈴木典比古・国際教養大学理事長・学長、坪谷ニュウエル郁子・東京インターナショナルスクール理事長、中邑賢龍・東京大学先端科学技術研究センター教授、中室牧子・慶應義塾大学准教授、名和晃平・彫刻家、細江茂光・岐阜市長、堀義人・グロービス経営大学院学長、松本紘・理化学研究所理事長、向井千秋・東京理科大学副学長、湯野川孝彦・鰍キららネット社長
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