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記事2020年9月23日 2522号 (1面) 
大学等の後期はほぼ全校が対面授業実施
文科省が対応方針等調査
おおむね半数以上で対面授業、私大等は58%
キャンパス開放でも私大等が国大上回る

 大学に入学したものの、コロナウイルス感染症の影響でオンライン授業ばかりで、一度もキャンパスに入れない、実習面で不安だなど、学生から学業等に対する不安や不満の声が上がっていたが、文部科学省は全国の国公私立大学、短期大学、高等専門学校を対象に後期等の授業の実施方針等を調査。9月15日、後期は99・4%の大学等が対面授業実施を予定していることなどが分かった。


 今回の調査は、全国の国立大学86校、公立大学102校(短大含む)、私立大学815校(同)、高専57校を対象に8月25日から9月11日にかけ調査したもので、通信制課程のみの大学は除いている。  


調査結果によると、7月1日時点で大学等の約4分の1、23・8%(254校)が全面的な遠隔授業を実施、60・1%(642校)が遠隔授業と対面授業の併用を取り、16・2%(173校)が全面的な対面授業を実施していたが、今回の調査で令和2年度後期には全面的に対面授業実施の学校19・3%(205校)と対面授業と遠隔授業を併用する学校80・1%(849校)を合わせると99・4%の大学等で何らかの対面授業が行われ、その他(対面授業を検討中5校、全面的に遠隔授業を実施1校)と回答した大学等は0・6%(6校)にすぎなかった。


このうち対面授業と遠隔授業の併用に関しては、「実験・実技等は対面」と回答した大学等が88・0%、「ゼミ等は対面」が62・3%あり、また一つの授業に対して「対面、遠隔同時実施」としている大学等が約半数、50・5%あった。


対面・遠隔授業を併用すると回答した大学等849校の、対面・遠隔授業の割合に関しては、20・4%(173校)が「ほとんど対面」、11・1%(94校)が「7割が対面」、25・0%(212校)は「おおむね半々」と回答、また24・6%(209校)は「3割が対面」で、「ほとんど遠隔」と答えた大学等が19・0%(161校)だった。  


国公私立全体では以上の結果だったが、国公私立学校別に見ると、おおむね半分以上で対面授業を行うとの割合は国立大学が最も低く40・9%、公立大学等は50・6%、私立大学等は最も高い58・3%だった。  


一方、学内施設の利用の可否の状況については、「すでに全面的に可能」とする大学等が国立は14・0%、公立は27・5%、私立は35・7%で、この面でも私立大学の施設の開放率が最も高い。ちなみに高専の「すでに全面的に可能」の学校は全体の49・1%だった。


また1週間に2日以上キャンパスを訪れることができる学生の割合については、大学等全体では「おおむね全ての学生」が58・4%、「3分の2程度」が11・6%、「半分程度」が11・6%、「半分未満」が18・3%で、そのほか「原則入構しない」が1校あった。国公私立別に見るとここでも私立大学等のキャンパス開放率が国立大学を大きく上回っていた。 

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